日本腎臓病協会について

日本腎臓病協会概要

日本腎臓病協会は腎臓病の克服を目指します

生活習慣変化、高齢化を背景に腎臓病が増加しています。腎臓病は脳卒中、心臓病、認知機能障害とも関係しており、国民の健康寿命を損なう要因となっています。その克服には、医療者、行政、市民が連携して、総力を挙げて取り組む必要があります。日本腎臓病協会(Japan Kidney Association)は連携の核、プラットフォームとなるものです。

日本腎臓病協会が取り組む4つの事業
日本腎臓病協会が取り組む4つの事業

私共は「日本慢性腎臓病対策協議会」として慢性腎臓病(CKD)対策に、これまでも取り組んでまいりました。腎臓関連3学会(日本腎臓学会、日本透析医学会、日本小児腎臓病学会)が中心となり日本腎臓財団、日本医師会の協力も得て、28団体の賛同をいただき発足したものです。CKD対策において大きな役割を果たしましたが、未だ普及・啓発の余地は大きく、日本腎臓病協会はこの事業をさらに拡充・強化いたします。各地の診療連携体制の構築も普及・啓発と並んで重要です。かかりつけ医、腎臓専門医、協力医、行政との連携体制を地域の実情にあった形で構築する必要があります。日本全国どこにいても、良質な腎臓病医療の恩恵を享受できる環境を実現したく存じます。

腎臓病を予防し、重症化することを防ぐためには、適正な運動、食事、睡眠などの日常生活の適正化が重要です。看護師、管理栄養士、薬剤師など多くの職種によるチーム医療、療養支援が有効です。2017年に日本腎臓学会、日本腎不全看護学会、日本栄養士会、日本腎臓病薬物療法学会が連携し、「腎臓病療養指導士制度」を立ちあげました。今後は日本腎臓病協会がこの運営を行います。

腎臓病克服ためには、有効な薬剤・診断薬・機器開発が必要です。学会(アカデミア)と関連企業、行政等が連携しうるプラットフォームとして「Kidney Research Initiative-Japan(KRI-J)」を立ちあげました。腎臓分野におけるAll Japan 体制を構築いたします。

さらに、患者会・関連団体との連携を深めて参ります。疾患の多くは不条理であり、患者さんとご家族の声を傾聴し、事業に反映したく存じます。

以上、主として4つの事業に取り組み、その成果を社会へと還元することが日本腎臓病協会のミッションとなります。

腎臓病協会と学会は連携して、腎臓病の克服に取り組みます
腎臓病協会と学会は連携して、腎臓病の克服に取り組みます

疾患克服を目的に据えた活動の道程は平坦でも直線的でもなく、らせんを描きながら漸進的に深化して行くように考えています。未来を遠望し次世代を育成しつつ、倦むことなく、組織として前進して行きたいと決意しています。

皆様のお力を結集して腎臓病の克服に立ち向かって行きたく存じます。かけがえのない日々を生きる方々を支え、幸福実現に貢献することが我々の目標です。

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